★2022年5月の星空
【今月の話題】 | 「春の大曲線」を雄大に描いて星座探し! | 「春の大三角」と「宇宙の窓」(準備中) |
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⇒ みずがめ座η流星群に注目!(2022年GWの星空) : 5月6日未明と7日未明が、今年の観察チャンス。
[星図を大きく表示]
見上げた夜空全部を円形にした星図です。図の中央が、あたまの真上「天頂」で、外側の白い円が地平線です。 ☆マークは、全天に21個ある明るい星「1等星」です(1等星は、色も表現してあります)。
「春の大曲線」を雄大に描いて星座探し!
有名な「北斗七星」から上の星図のように「春の大曲線」を夜空に描いていきます。
この時季、北斗七星は頭の真上近くに見えています(星図の中央やや上)。水をすくう道具「ひしゃく」の形に並んだ7つの星で、尾が長い不思議な姿の熊の星座「おおぐま座」のお尻からしっぽにあたります。
春の大曲線は、北斗七星の曲がって並ぶ4つの星を大きく延長していきます。すると、オレンジ色の1等星「アルクトゥールス」(意味は、熊の番人)が輝いています。この辺りの「うしかい座」は古くからある星座で、古代の人々はそこに「熊を追ってゆく男」の姿を想像したようです。星座絵では、左腕を高く突き上げた逞(たくま)しい男の姿が描かれます。
さらに春の大曲線のカーブをたどると、南の空に「スピカ」が見つかります。星占いにも登場する黄道星座「おとめ座」の青白い1等星で、白く清らかな輝きから「真珠星」とも呼ばれています。スピカは、豊穣(豊作)の女神が左手に持つ「麦の穂」にあたります。
【図】春の黄道星座(プラネタリウムの星座絵) © 高崎市少年科学館